腰痛の種類と原因を徹底解説!あなたの痛みのタイプは?

腰痛に悩まされている方は多いですが、実は腰痛にはいくつかの種類があります。原因によって適切な対処法も異なるため、自分の腰痛のタイプを知ることが大切です。本記事では、腰痛の種類とその原因、対処法について詳しく解説します。

腰痛の種類は大きく2つ

腰痛は大きく分けて「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」の2つに分類されます。


  1. 特異的腰痛
    (原因が特定できる腰痛)

レントゲンやMRIなどの検査で原因が明確に分かる腰痛です。主なものを紹介します。


① 椎間板ヘルニア

【特徴】
• 椎間板の髄核が後方に突出し、神経根を圧迫することで痛みやしびれが発生。
• 典型的には坐骨神経痛(腰から下肢に放散する痛み)を伴う。
• 前かがみや長時間座ることで悪化し、朝起きたときに痛みが強いことが多い。
• 咳やくしゃみで痛みが増すことがある。
• MRI検査で椎間板の突出が確認できる。

【進行度と分類】
1. 膨隆(Bulging):椎間板が軽く膨らんでいるが、神経への圧迫は少ない。
2. 突出(Protrusion):髄核が外に出始め、神経に触れ始める段階。
3. 脱出(Extrusion):髄核が線維輪を突破し、神経を圧迫。
4. 遊離(Sequestration):髄核が完全に飛び出し、強い神経症状を引き起こす。

【治療】
• 保存療法(90%以上が適応):鎮痛薬、理学療法(マッケンジー体操など)、神経ブロック注射。
• 手術療法(重症例):内視鏡下ヘルニア摘出術など。





② 腰部脊柱管狭窄症

【特徴】
• 加齢や変性により脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫される。
• 典型的な症状は間欠性跛行(歩行中に下肢がしびれて休憩すると回復する)。
• 前かがみで症状が軽減し、後ろに反ると悪化。
• 立ちっぱなしで痛みが出るが、自転車は問題なく乗れることが多い。

【病態と分類】
• 馬尾型:両側性の下肢症状、膀胱直腸障害を伴うことがある。
• 神経根型:片側の下肢に放散痛。
• 混合型:馬尾型と神経根型が合併。

【治療】
• 保存療法:薬物療法、神経ブロック、リハビリ(体幹トレーニング・股関節可動域改善)。
• 手術療法(重度の場合):除圧術(椎弓切除術、椎弓形成術など)。



③ 圧迫骨折(骨粗しょう症による骨折)

【特徴】
• 軽微な外力(くしゃみや前かがみの動作)でも骨折する。
• 急性期は強い痛みがあるが、慢性期には鈍い痛みに変わる。
• 背中が丸くなる(円背)ことがある。
• 一度骨折すると、隣接する椎体も骨折しやすくなる。

【治療】
• 保存療法:コルセット装着、鎮痛薬、骨粗しょう症治療薬(ビスホスホネート、PTH製剤など)。
• 手術療法(重症例):椎体形成術(BKP, VAPなど)



  1. 非特異的腰痛
    (原因が特定しにくい腰痛)

レントゲンやMRIで異常が見つからない腰痛で、全体の約85%を占めると言われています。



① 筋・筋膜性腰痛

【特徴】
• 長時間の同じ姿勢や急な動作で筋肉や筋膜が過度に緊張し、痛みが出る。
• 動作時に痛みが増すが、安静時には軽減する。
• 朝起きたときにこわばりを感じることがある。

【治療】
• ストレッチや体幹トレーニング。
• 温熱療法やマッサージで筋緊張を緩和。



② 仙腸関節性腰痛

【特徴】
• 骨盤の仙腸関節のズレや炎症による痛み。
• 片側の臀部や太ももに痛みが放散する。
• 片足立ちや階段の昇降で痛みが強くなる。

【治療】
• 骨盤周囲の筋トレ、ストレッチ。
• 仙腸関節ブロック注射(難治例)。

③ 心因性腰痛

【特徴】
• ストレスや不安が影響し、慢性的な痛みとして現れる。
• 痛みの部位や程度が変動しやすい。
• 身体的な検査では異常が見つからない。

【治療】
• 運動療法、認知行動療法。
• ストレス管理やリラクゼーション。



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まとめ

みなさまの腰痛はどのタイプだったでしょうか?
腰痛にはさまざまな原因があり、それぞれに適した対処法があります。痛みが続く場合は自己判断せず、専門家に相談することも重要です。適切な運動やセルフケアで腰痛を予防し、快適な生活を送りましょう!

また、今回ご紹介した腰痛の種類や原因、特徴は大まかなものになりますので、みなさまがお悩みの腰痛の特徴が書かれていない場合もございます。その際はお問い合わせくださればご返信いたします!
少しでもみなさまのお悩みの助けになれれば幸いです!