
「骨にひびが入った」「折れたかも?」そんなとき、一体どんな種類の骨折があるのか、どんな痛みが特徴なのか、気になりますよね。
この記事では、骨折の種類と特徴、痛みの違いについてわかりやすく解説します。また、骨折後の回復をサポートする便利グッズも紹介していますので、リハビリや自宅療養中の方はぜひ参考にしてください!
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骨折とは?
骨折とは、骨に外からの力が加わってヒビが入ったり、完全に折れてしまった状態を指します。スポーツや交通事故、転倒などが原因になることが多いですが、年齢や骨のもろさ(骨粗鬆症)も関係します。
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【骨折に特徴的な3つの痛み】
- 軸圧痛(じくあつつう)
骨の軸方向(縦の方向)に圧力をかけると、骨折部位にズンと響くような痛みが起きる。
例:中手骨骨折 → 指先を押すと手の甲に痛みが走る。
→ 骨の連続性が断たれているサインとして重要。
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- 介達痛(かいたつつう)
骨折部を直接押さなくても、その遠位(少し離れた場所)を叩いたり押したときに、骨折部に痛みが響く現象。
例:脛骨の骨折 → 踵を軽くたたくと、スネに痛みが出る。
→ 骨の内部を伝わる振動や圧で痛みが誘発されるのがポイント。微細骨折でも有効。
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- 振動痛(しんどうつう)
骨に微細な振動を与えることで骨折部に痛みが出る。音叉(おんさ)やタッピングなどを使う。
例:疲労骨折の評価などで、骨に音叉を当てて痛みが出るかをチェック。
→ 骨膜への刺激で痛みが誘発される。
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【骨折に特徴的な2つの“動きの異常”】
これらの痛みのほかに、以下の所見もあれば骨折の可能性は高い!
・異常可動性
通常では動かない方向に、骨折部がグラグラ動く。
・軋轢音(あつれきおん)
骨の断端同士がこすれて「ギシギシ」「ゴリゴリ」という音や感触がする。
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骨折の主な種類とその特徴
骨折にはさまざまな種類があり、その形状や発生メカニズム、受傷時の状況によって分類されます。それぞれの特徴を知っておくことで、受傷時の状況やリハビリの見通しを理解しやすくなります。
- 完全骨折(かんぜんこっせつ)
完全骨折は、骨が完全に折れて連続性が失われた状態です。多くの場合、骨が2つ以上の断片に分かれ、骨の変形や異常可動(動くはずのない方向に動く)を伴います。腫れや内出血が強く、鋭い痛みや体重をかけられないほどの激痛が出ることがほとんどです。
- 不全骨折(ふぜんこっせつ)/ヒビ
骨にヒビが入った状態で、完全に折れてはいない骨折を「不全骨折」といいます。俗に「ヒビが入った」と表現されるのがこれにあたります。見た目の変形は少なく、歩けてしまうこともあるため、放置されがちですが、適切な固定や安静が必要です。鈍い痛みや、押すとズキっとする圧痛が特徴です。
- 粉砕骨折(ふんさいこっせつ)
強い衝撃が加わったときに、骨が3つ以上の破片に粉々に砕けてしまった状態を「粉砕骨折」と呼びます。交通事故や高所からの転落などが原因となることが多く、激烈な痛みや重度の腫れ、内出血を伴うことが多いです。手術が必要になるケースも多く、リハビリ期間も長くなる傾向があります。
- 開放骨折(かいほうこっせつ)
骨折と同時に骨の一部が皮膚を突き破り、外に露出してしまったものが開放骨折です。外からの細菌が直接骨や筋肉に入る危険性があるため、感染症(骨髄炎など)のリスクが非常に高く、早急な処置と抗生物質の投与が必要です。激痛に加え、視覚的にもショックを受けやすい状態です。
- 圧迫骨折(あっぱくこっせつ)
特に高齢者の背骨(胸椎・腰椎)に多い骨折です。骨が押しつぶされるように変形するため、「背が急に縮んだ」「寝起きで背中がズキッとする」という訴えが多くなります。骨粗鬆症を背景に、軽い尻もちやくしゃみなど些細な衝撃でも起きることがあります。安静が基本ですが、長期臥床にならないようリハビリが大切です。
- 疲労骨折(ひろうこっせつ)
繰り返される微細な衝撃によって、骨にひびが入るタイプの骨折です。ランナーやスポーツ選手に多く、「走ると痛い」「いつの間にか歩けなくなった」というような痛みが少しずつ強くなっていきます。レントゲンに写りにくい場合もあり、MRIで診断されることもあります。早期に発見して運動を制限すれば、比較的早く回復します。
骨折後の回復をサポートする便利グッズ5選
ここからは、骨折後のリハビリやセルフケアに役立つアイテムをご紹介します。整形外科やリハビリ現場でも推奨されるものを厳選しました。
- 【電動マッサージガン】
血流を促進し、関節可動域制限や筋肉のこわばりを軽減。ギプス除去後のリハビリに最適。
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- 【アイスパック/冷却ジェル】
初期の腫れや炎症に。繰り返し使える冷却パッドがおすすめ。
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まとめ
骨折にはさまざまな種類があり、それぞれ痛みや治療方法も異なります。正しい知識を持つことで、早期発見や適切な対応がしやすくなります。
また、おすすめしたグッズはあくまでも処置になりますので怪我をした場合は病院に受診することをお勧めします。
回復をサポートする便利なアイテムも活用しながら、焦らずリハビリに取り組んでいきましょう!